共に育み 未来を創ろう

個性を伸ばし、自分らしさを発揮する皆さんと一緒に歩む

戦後の高度成長期からバブル期を経て21世紀を迎え、成熟社会となった日本。今後、価値観が変わり新しい時代が訪れることでしょう。「働くこと」「将来設計」「人生設計」に対して、過去の成功例が参考になりづらい時代にだからこそ、人は安定を求めて大きな枠の中に寄りかかろうとするのかもしれません。けれどもその枠は、あなたの本当の成長を促してくれるでしょうか。

創業から60年以上の歴史・伝統という基盤を持つ平和園ですがまだまだ未熟な会社です。社長である私自身も未熟な人間です。未熟だからこそ可能性が広がり、夢も広がる。あえて自分の成長のために、何かを創ろうとする会社に飛び込んでいくのも良いのではないでしょうか。

自分が成長することで会社が成長する。自分が幸せになることで周りの人々を幸せにする。自分が笑顔になることでみんなも笑顔になる。働く人々の喜びや幸せは、お客様の喜びや幸せに繋がります。人は誰もが皆優しい心、素直さ、正直さ、真面目にコツコツと努力する力を持っています。自分自身でその力を育み周囲が後押して共有することで、素晴らしい絆と人生に繋がっていくのです。私は一人ひとりの個性を伸ばしながらより良い平和園を社員の皆さんと創っていきたいと思います。これからも地域に根ざした「ユニークなonly one企業」を目指して。平和園ファミリーを築きながら北海道の食に貢献し、共に沢山の幸せを創造し提案していきましょう。

新田隆教
平和園 代表取締役社長
新田 隆教
にった たかのり

理念

企業理念

食文化の向上に貢献し、
長く愛される店舗経営を目指します。

経営理念

一、私達はNo.1商品とOnly Oneサービスを提供し、お客様の豊かさと食文化の向上に奉仕します。
一、私達は出会いと縁を大切にし、喜びと感動をもって社会に永続的に貢献します。
一、私達は、楽しさを創造し、より豊かな人間性を目指します。

平和園のこれまで

これまで平和園には多くの挑戦や苦悩、達成感や喜びがありました。さまざまな出来事を経て「平和園スピリッツ」が形成されたのです。
今を紐解くためにはまず、過去を顧みましょう。

正直、誠実、貢献を心がけてコツコツと

澄んだ青空ときれいな水、寒暖差のある広大な十勝平野。地元で育まれた優れた食材を生かすために、誰よりもよく働き、よく動いてきました。リーズナブルな価格で気軽に楽しく、心和む豊かさを享受できる平和園になろう。お客さま一人ひとりに元気を与え、少しでも精神的に豊かになり、リッチな気持ちにさせられる存在になろうと日々努めて頑張ってきました。私たちは地域の方々に「あっても無くてもいい」店ではなく、「無くなると困るなあ」と思われる店づくりを目指しています。

人の成長を見届ける喜びに勝るものは無し。長年のつとめから巣立つ従業員には、独立するとき「あなたのカラーを打ち出して、あなたの顧客を創造してください」と送り出してきました。いつの時代も住む地域とかかわり、人が人に奉仕する産業として人の存在・人の成長を大切にしていかなければなりません。十勝での創業62年。ありがたく感謝をしております。

平和園 代表取締役会長
新田 良基
にった よしもと

創業~昭和時代(~1989年)

1959(昭和34)年

平和園創業

1970(昭和45)年

有限会社 平和園設立

1975(昭和50)年

喫茶「蘭豆」開店
本部事務所設置

1976(昭和51)年

郊外型1号店「札内店」開店

1977(昭和52)年

郊外型2号店「士幌店」開店

1978(昭和53)年

「本店」改築

1979(昭和54)年

深夜営業第1号店「東銀座店」開店

1981(昭和56)年

大型倉庫購入
大型定温倉庫購入

1982(昭和57)年

オフィスコンピューター TOSBACシステム25導入
ニューコンセプト1号店「緑ヶ丘店」開店、管内初の無煙ロースター導入

1983(昭和58)年

札幌市にパイロットショップ焼肉の店「蘭豆」開店

1987(昭和62)年

自社ビル購入(1F本社事務所・2F図書館・3Fトレーニングルーム・4F会議室)

1988(昭和63)年

芽室町大成にファミリーパーク予定地6ヘクタール購入

独自性のある各店舗と経営姿勢

平和園の各店は「ご縁」をいただいて出店した経緯が多く、周囲から「いい物件があって、是非平和園さんに使ってほしい」と頼まれることもしばしば。52年で9店舗と決して多いとは言えない店舗展開は、悪戯に拡大・膨張させず従業員のために出店する方針のためです。

一方で店舗の撤退は一度も無く、その経営姿勢に対し1995年には稲盛経営者賞、1996年に優良フードサービス事業者等表彰・農林水産省流通局長賞、2001年には同農林水産大臣賞を受賞しています。

研修旅行のはじまり

「実は私、津軽海峡を渡ったことが無くて…」あるとき、あるパートさんが洩らした言葉。長年平和園を支えてきたのは、何も言わずとも窓を拭いたり、表の雑草を抜いたり、花を植えてくれるパートの女性たちでした。彼女たちのために何かをしたい!と研修旅行が計画されたのです。

最初は道内、本州、そして海外へ。40期(2009年)ではラスベガス6日間研修に行きました。ただし、飲食業ですので通常の営業があります。そのため回数を分けて、全員が行くことができる環境を整えます。もちろんパートでも参加できます。行き先を決めるのも社員で、前年から準備をするオリジナルの旅行です。

平成~令和以降(1989年~)

1989(平成元)年

釣堀「青魚園」と焼肉レストラン「大成店」開店

1992(平成4)年

株式会社 平和園に改組

1993(平成5)年

札内店隣接地(セントラルキッチン予定地)購入

1997(平成9)年

札幌市白石区に「白石店」開店
セントラルキッチン(札幌)完成

2000(平成12)年

札幌市北区に「太平店」開店

2009(平成21)年

札幌「蘭豆店」増築改装 開店(8月)

2009(平成21)年

ラスベガス研修旅行実施

2011(平成23)年

札幌「太平店」2階全面改装開店(10月)

2013(平成25)年

新田隆教 社長就任

2020(令和2)年

東銀座店改装開店(1月)

2020(令和2)年

弁当販売開始(4月)

2020(令和2)年

オリジナル商品、インターネット通販開始(11月)

緑ヶ丘店と釧路沖地震

1993年1月15日に発生した釧路沖地震。帯広市でも震度5の揺れを観測した大地震です。発生時刻が日曜の夜8時という時間帯。ちょうどピーク帯であり、緑ヶ丘店も満席状態でした。当時の店長はそのとき「お支払いはいいので早く家にお帰りください」とお客様に伝えました。「いや、払うよ」と言ってくれるお客様もいる中で、です。とにかくお客様に早く帰宅して、家族や家財の無事を確認してほしい。お客様を思うがための気持ちからの行動でした。

平和園の人を支える新入社員研修とトレーナー研修

平和園の新入社員研修は1ヶ月近くかけて本社事務所のある帯広で行われます。その際に新入社員を支える存在となるのが「トレーナー」です。事務所での新人研修と、店舗での現場研修の結びつきを強めるためにスタートした制度です。

新入社員研修の始まる2~3ヶ月前からトレーナー研修を定期的に行い、迎え入れる準備をします。1年目の社員でもなることができます。新入社員研修は、若手社員が成長できる場でもあります。

偉大なる先輩に敬意を表して「平和園同窓会」

平和園の礎を築いた方々へ感謝の気持ちを表そうと、2014年から同窓会が開催されています。対象は勤続20年以上60歳以上の方で、中には10年ぶりに会うという方も。

コツコツと働き平和園を支えてきた先人たちは、過去の写真を映し出したスライドショーを見るなど楽しい時間を過ごしました。今後も「平和園スピリッツ」を築き上げた先輩たちに敬意を表し、2年に1度開催されることとなっています。